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茶の湯と茶室
茶の湯・茶道と言えば……「お茶室」と言うイメージを浮かべる方が多いかと思いますが、 そのイメージの通り、お茶室はお招きした主人(亭主)とお客様とが交流をする場と言う、 茶の湯・茶道において大きな役割を持った空間でもあります。 茶室は、その大きさにより「小間(四畳半以下」「広間(四畳半以上)」とに分ける事が出来ます。
茶室の成立
茶室の成立には、およそ大きな流れが二つあると考えられます。一つは、東山文化の流れを引く「書院の茶室」であり、 これは室町幕府や有力守護大名の社交・交流の場としての機能を果たしていたとも考えられ、 例えば御物級の宝物である唐物の茶碗や掛け軸等を鑑賞・賞玩する事で、自己の権威をしらしめると言う事にも使われたであろうし、 或いは、「闘茶」の様な催しものにも使われると言う事もあったであろうが、 どちらかと言えば、その使い方のメインとしては、それなりの人数を招いての空間(六畳~八畳)であったと言う事が考えられる。 他方、そのような「書院の茶」と言う流れとは別に、禅宗の影響を受けて自己や他人との関わりにおいて精神的なものを求める動きも現れてきます。 これは、一休宗純に教えを受けたとされる村田珠光による「茶禅一味」の考え方が反映されたものであり、自分を見つめるのに最適な空間である 「方丈(四畳半)」を中心に設えて行くと言う空間の捉え方でもあります。 その後、この「書院の茶」と「禅の茶」と言う流れが、豊臣秀吉や千利休により受け継がれて、更に局少の茶室の形成へと繋がって行く事になります。 (国宝の「待庵」など)
一つの精神の具現化されたもの
茶室の役割は、色々な変遷を辿りつつも、基本的な事として亭主とお客様とが相対する中で濃密な時間や空間を過ごして頂くと言う事、 つまり、そこに「おもてなしの心」が反映されていると言う事が言えます。時代や、その位置づけは別として、「小さな空間の中で豊かな広がり」を もたらすものを突き詰めて行ったもの……が「茶室」である、と言っても過言ではないでしょう。 そこに、長きに亘る茶の湯文化の一つの形があるのだと捉えられる部分でもあるわけです。