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有平糖(あるへいとう)

    ポルトガル語の”アルフェニン”または”アルフェロア”に由来するお菓子である (現在、”アルフェニン”の方はポルトガルでも健在なお菓子だが、 他方の”アルフェロア”の方は存在せず文献でのみ存在が確認できるお菓子になっている)。 ポルトガルの”アルフェニン”は、動物や植物を形取ったり、キリスト教国である事から枢機卿の形をしたモノが作られたりもした。 ポルトガルにおいても砂糖を使って作る”アルフェニン”は高価であり、一部の人間の口にしか入らなかった事が「子爵への手紙」などから推察ができる。 日本においては1550年に平戸に来航したポルトガル船から「カステラ」や「金平糖」と共に伝来したと推察されるが、 伝来の当時は”くるみの筋のような「和漢三才図会」”と記載されている様に加工が難しかったが、その後、平板状のものが作成出来るようになって、 造形的・芸術的に高いものが作られる様になっていった。有平糖の装飾性の高さや砂糖を用いる所から、 各種の贈答品や結婚式での引き出物や寿賀台として重宝をされ、長崎や佐賀、京都や江戸などではレベルの高い細工物の有平糖が作成されたりもした (江戸では「金沢越後」と言う菓子司に飾られた”蝶と花”の細工などが江戸の耳目を集めた)。 また、その美しさや持ち運びに便利であると言う事から茶菓子としても広く浸透して行き、 今では茶の湯・茶道では欠かす事の出来ない茶菓子の一つにもなって、四季折々の素晴らしい有平糖の茶菓子が作られている。