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初心者のための茶の湯ガイド
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わび(侘び)
茶の湯・茶道は禅宗の影響を強く受けている事もあり、時としてすぐに答えが出ない様な難解な考え方や用語と言うモノも出てきます。 この「わび」と言う言葉もその一つでしょうか。そもそも「わび」は「侘ぶ」と言う動詞が名詞として使われるようになり、 「わびしい」「劣った」と言う意味から 「粗末」「簡略」であると言う意味を経て「貧しい」「貧乏」と言う意味をも包含をする様になった。
これらは、一般的に意味の大小はあれ、要するに「思うに任せぬ」と言うマイナスイメージを伴う事として理解をされがちである。 しかしながら、茶の湯・茶道においては、禅宗における自らを見つめたり精神的な修養に重きを置くという事と相俟って、 「欠けている」「マイナスな」と言う状態の、言わば「不自由な状態」の中に 「自由」や「充足」と言う、更なる高みへと昇っていく契機とすると言う意味をも含ませる事になったと考えられるでしょうか。
さび(寂び)
他方、「さび」も「寂び」と言う動詞が名詞として使われる様になったのは「わび」と同じですが、 時間的な経過による変化をも取り込んでいる点では注意が必要でしょうか。 文字からの単純な理解としては、「わび」同様にマイナスイメージを伴う「古い」「朽ちた」等の意味とも捉えられるますが、 単に表面的な部分だけを切り取っての上辺だけの評価では無く、「内側から滲みでる様」と、 その様なエネルギーを持つ自然の働きによる大きさをして、「侘び」と同様に更なる高みへと持っていく契機 とする意味を含んでいると考えられるところでしょう。